Forbidden failure

失敗を禁じれば、失敗を隠し、やがて失敗しないように挑戦しなくなるであろう。

 

何としても成功させる

失敗してはいけない

 

こういったことでモチベーションが高まり、成果が上がっているなら何も言うことはない。

 

ただ、行き詰まりを感じているなら、失敗しても良いように考えるべきだと思う。

むしろ如何にして速く失敗してリトライするか突き詰めたものがテスト駆動開発だったりするし、そういった考え方がプログラミングでは有効だと考える。

 

なぜか?

やり直しがしやすいという特徴があるからだ。

 

はい。

聞こえます。やり直しなど無縁、取り返しのつかない状況に追い込まれてデスマーチを歩む足音が。

 

中途半端に動いているものを切り捨てるのは、やはり難しい。

レガシーコード改善ガイドの教えでは、そういった状況でも少しづつやり直しのきく範囲を増やしていこうとある。

 

また失敗とは何か再定義してみる。

自分の目標が達成できないことを失敗と定義していたら、視野が狭い。お客さんとの関係性と定義していてもまだ足りない。真のユーザに価値を届けることができるかどうかに着目すると、失敗することがそもそも難しかったりする。

自分が成功に関わらなくても、価値を届ける手段は考えることができるはずだ。

それはビジネスとして成立しないとも思うが、ビジネスが成立しなくても済む世界に憧れる。