Team work

チームワークを向上させるために連携を増やせば、足枷となり却って動きが悪くなる。

 

そもそもチームワークとは、またそれが向上したと評価する基準は、チームとしての生産性だったりするのだろう。そうするとチームに属する個々の活動を平均化して、あるいは抽象化してしまって見ないようにする。多くを管理する立場であれば、見るべき情報が少なくなるので良い面がある。しかし、それを頼りにチームとしての振る舞いを見直そうとすると個が見えなくなってしまう、見なくても良いものと判断されてしまっているように感じる。その結果、チームとしてどう良くしていこうか、と考えたとき、連携を増やそう、連絡を密に取り合おう、という目標を抱えてしまいがちではないだろうか。

 

チームワークというものを、仮に上述の判断基準で評価するのなら、これを向上させるには個々の技術力を向上させるしかない。

 

技術力が向上すれば、扱う情報の精度も増し、伝達する情報も効果的に行われ、それをもって結果的に連携が良くなると考える。

 

連携を良くしよう、良くしようとつながりに注目するのではなく、その間をつないでいるものの質を高めていくことに注力することでチームワークを向上できるのではと思った次第。